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陸上無線技術士の難易度と独学で合格できる勉強方法・お勧めの参考書を紹介!

陸上無線技術士
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この記事では、テレビ局の電波塔や人工衛星局のような大規模な無線局の無線従事者として選任されるために必要な資格、第一級・第二級陸上無線技術士(一陸技、二陸技)の試験概要、合格率の傾向から見る難易度、そして合格するための勉強方法・攻略法やお勧めの参考書を紹介しています!

第一級陸上無線技術士(一陸技)の受験記

僕はビルメン(設備管理業)として働いているため、陸上無線技術士の資格は業務で必要だったわけではありません。

個人的に昔から情報通信技術(ICT)に興味があったため電気通信主任技術者(伝送交換)という資格を取得し、そのついでに科目免除の制度を利用して第一級陸上無線技術士を受験したという経緯です!

電気通信主任技術者(伝送交換)の資格を保有していれば「無線工学の基礎」と「無線工学A」の2科目が免除され、「無線工学B」と「法規」の2科目だけ受験すれば良くなるため、非常に簡単に取得できました!

第一級陸上無線技術士の勉強期間は約20日間です。

正月明けから1月14日までは、ビルメンとして働く上で必要な消防設備士甲種1類の資格と並行して勉強し、消防設備士の受験を終えてからの約10日間は陸上無線技術士の勉強に専念しました。

たった20日で無線工学Bと法規に合格?絶対ウソだろ!」と思う方が居るかもしれませんが、日本無線協会が実施する無線従事者試験は簡単に合格する方法があるのです!本記事内で紹介しています!

結果として消防設備士陸上無線技術士の両方に合格し、同じ日に合格通知書が届いたので、記念に撮影したのが以下の写真です。

陸上無線技術士(一陸技、二陸技)の試験概要

陸上無線技術士の種別と操作範囲

陸上無線技術士には第一級と第二級の2種別があります。

第一級第二級陸上無線技術士は、それぞれ一陸技(いちりくぎ)・二陸技(にりくぎ)もしくは、「陸(りく)」を省略して一技(いちぎ)二技(にぎ)という略称で呼ばれます。

一陸技二陸技を取得することにより操作できる無線設備の範囲は次の通りです。

種別操作範囲
一陸技無線設備の技術操作(アマチュア無線局の操作を除く。)
第四級アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作
二陸技次に掲げる無線設備の技術操作(アマチュア無線局の操作を除く。)

 

  1. 空中線電力2kW以下の無線設備(テレビジョン基幹放送局の無線設備を除く。)
  2. テレビジョン基幹放送局の空中線電力500W以下の無線設備
  3. レーダーで1.に掲げるもの以外のもの
  4. 1.及び3.以外の無線航行局の無線設備で960MHz以上の周波数の電波を使用するもの

第四級アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作

第一級陸上無線技術士の資格を持っていれば日本における業務用無線設備の全ての技術操作を行うことができます。

無線設備の操作は通信操作技術操作に分けられており、陸上無線技術士の資格では無線設備の通信操作は行えず、業務用の全ての通信操作を行うためには第一級総合無線通信士という別の資格が必要になります。

つまり、第一級陸上無線技術士第一級総合無線通信士の両方を持っていれば、無線局の操作範囲を全て包含しますので、業務用無線設備の全ての通信操作技術操作を行うことが可能になります。

ちょっと話が逸れそうなので、いくつもある無線従事者資格の上下関係と対象となる操作範囲などについては別記事にまとめて紹介しようと思います!

陸上無線技術士の「法規」の試験には「モールス符号に関する知識」の出題が無いために、アマチュア無線局の操作に関しては第四級アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作しか扱えないという話も、そちらの記事で詳しく紹介しますのでよろしければご覧ください!

陸上無線技術士の試験科目・科目免除

一陸技・二陸技の両種別ともに、次の4科目を受験します。

  • 無線工学の基礎
  • 無線工学A
  • 無線工学B
  • 法規

試験問題数と合格点は以下の通りです。

科目問題数問題形式満点合格点時間
無線工学の基礎25多肢選択式12575150分
無線工学A2512575150分
無線工学B2512575150分
法規2010060120分

科目合格の規定がありますので、一度合格した科目は試験の翌月から3年間は科目免除申請を行うことが可能です。

また、本記事冒頭の「陸上無線技術士(一陸技)の受験記」に記載した通り、電気通信主任技術者の資格を保有している場合は科目免除を受けることができます。

電気通信主任技術者資格には伝送交換線路の2種別があり、それぞれ免除される科目が異なります。

保有種別陸上無線技術士の免除科目
電気通信主任技術者(伝送交換)無線工学の基礎無線工学A
電気通信主任技術者(線路)無線工学の基礎のみ

陸上無線技術士(一陸技、二陸技)の合格率・難易度

陸上無線技術士(一陸技・二陸技)の合格率は次の通りです。

一陸技と二陸技の合格率
 一陸技二陸技
平成20年度14.5 %17.8 %
平成21年度20.0 %20.9 %
平成22年度19.8 %21.6 %
平成23年度19.1 %21.5 %
平成24年度21.3 %20.1 %
平成25年度22.6 %21.5 %
平成26年度23.8 %25.6 %
平成27年度26.1 %23.9 %
平成28年度25.7 %24.3 %
平成29年度25.4 %25.4 %

一陸技、二陸技ともにここ数年の合格率は25%前後で「やや難しい」レベルです。

一陸技も二陸技も難易度はほとんど変わらない

上記の合格率の表を見ても、実際の試験問題を見ても、一陸技と二陸技の難易度に大きな差はありません。

「自分には二陸技で十分で、ほんのちょっとでも簡単な方を受験したい」という場合は無理には勧めませんが、どちらを受験するか迷っている場合は一陸技を受験することをお勧めします。

本当に理解しようとしたらめちゃくちゃ難しいが合格するだけなら簡単

陸上無線技術士の試験の水準は大学の電気工学関係学科卒業程度と言われていますが、出題範囲、出題傾向は他の大学卒業程度の無線従事者資格とかなり異なっており、無線工学の基礎、無線工学A、無線工学Bの実質的な難度は無線従事者資格の中で最高とされています。

無線工学Bでは毎回当たり前のようにマクスウェルの方程式拡張されたアンペアの法則などが登場しますが、こんなものはちょっとやそっとじゃ理解できるはずがありません。

しかしながら、日本無線協会が実施する無線従事者試験は、毎回相当な割合で過去問の類似問題が出題されますので、出題パターンと答えの組み合わせを覚えるだけで合格できてしまうのです。

大学すら出ていない僕がたった20日間程度の勉強で無線工学Bと法規に合格できたのはそのためです。

資格試験にはありがちな話ですが、陸上無線技術士試験は、試験の出題内容や難易度が実際に従事する実務の内容とはかけ離れた内容・難易度となっているパターンの典型的な例だと思います。

通信技術に興味がある僕としては、理解できる部分は理解するよう努めましたが、どうしても難しすぎて表面的な部分しか見えてこない内容については、受験する時点で理解することは諦めて暗記することにしました。

選択肢なんて無くても正解が導き出せるというレベルにまで理解して合格する場合の難易度は計り知れませんが、「合格する」ことだけにフォーカスした場合はそれほど難しくないというのが実際のところです。

では、僕が合格した際に利用した参考書や勉強方法について紹介していきます!

陸上無線技術士(一陸技、二陸技)に合格する参考書、勉強方法

陸上無線技術士(一陸技、二陸技)の勉強に使用する参考書

僕が第一級陸上無線技術士に合格した際に使用した参考書は次の画像の3冊です。

前述したとおり、僕は科目免除を申請したため実際に受験したのは「無線工学B」と「法規」のみです。

全科目を受験される方はこれに加えて「無線工学A」と「無線工学の基礎」の参考書も用意したほうが良いと思います。

また、僕が使用した完全マスターの参考書は2011年に出版されたものですが、以下の参考書一覧では改訂版を紹介しています。

【過去問解説集】

 

一陸技<第一級陸上無線技術士> (無線従事者国家試験問題解答集)

 

平成25年1月期から平成29年7月期までの既出試験問題とその解答を試験期順に科目別に整理して収録されています。

巻末には、最近の出題状況が一目でわかるよう出題問題の傾向を分析をした一覧表が載っていますので、これを活用して重要問題を把握して効率的な学習ができます!

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【精選問題集】

 

第一級陸上無線技術士試験問題集〈第3集〉―合格精選340題

 

一陸技の試験の近年の出題傾向を分析し、出題されやすい問題だけを精選した問題集です!

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【科目ごとの参考書】

無線工学の基礎

 

第一級陸上無線技術士試験 やさしく学ぶ 無線工学の基礎(改訂2版)

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無線工学A

 

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無線工学B

 

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法規

 

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陸上無線技術士(一陸技、二陸技)の勉強の進め方

まずは合格精選340題の問題集を2,3週解きながら、解説が甘い部分などを、それぞれの科目の参考書で調べるという流れで勉強を進めましょう。

時間をかけてじっくり勉強する場合は、まず参考書に目を通してから問題集にとりかかるべきなのですが、前述した通り僕の場合は試験まで約20日間しかありませんでしたので、このような方法をとりました。

合格精選340題の問題集がそれなりに解けるようになったら過去問解答集にとりかかります。

この過去問解答集も解説が親切ではない部分などがありますので、引き続き参考書を使って不明な部分の知識を補完していきます。

過去問解答集を何周か解き、95%以上正答できるようになれば、出題内容の本質を理解しているかどうかはともかく、試験には合格できるようになっているでしょう!

僕が資格試験の勉強をする際に実践している勉強方法などは以下の記事で詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください!

  • 過去問は3~5年分で十分!
  • 綺麗なノートは作るな!時間の無駄!
  • 略語は全てフルスペルも覚えるべし!

僕が色々な国家資格に合格してきた勉強方法と使った参考書を全て教える!

おわりに

本記事中にも何度も書きましたが、個人的には、一陸技二陸技の難易度は変わらないと思うので、資格取得後に扱える無線設備の範囲が狭い二陸技をわざわざ受ける意味は無いと思います。

理系大卒レベルという難易度の高い試験ですが、理系科目が苦手な方でも本記事内で紹介した参考書を使ってじっくり勉強すれば確実に合格できます!

陸上無線技術士の資格を取得したい方の参考になれば幸いです。

受験者の皆さんが合格できることを祈っています!