冷凍機械責任者試験の難易度と合格率の推移、講習の必要性

冷凍機械責任者
スポンサーリンク
スポンサーリンク

米造
米造

資格マニアが発信する資格試験情報ブログ「資格屋」へようこそ!

この記事では、冷凍機械責任者試験 (冷凍3種、冷凍2種) の難易度と合格率の推移、試験の科目免除を受けられる講習の受講の必要性について、第二種冷凍機械責任者試験に独学で合格した著者の経験を基にご紹介しています。

この記事を読めばこんなことがわかります
  • 冷凍機械責任者試験の難易度は?最近の試験は難化したって本当?
  • 第二種と第三種冷凍機械責任者の難易度が変わらないって本当?
  • 試験の合格率はどれくらいか
  • 講習は受講したほうが良い?

2021 年度の冷凍機械責任者試験 (冷凍3種、冷凍2種) に独学で合格できるお勧めの参考書勉強方法については「冷凍機械責任者試験に独学で合格する参考書と勉強方法」の記事でご紹介していますので併せてご覧ください。

冷凍機械責任者試験の合格率の推移

第二種冷凍機械責任者の合格率

年度受験者数合格者数合格率
平成21年度4,2681,67139.2%
平成22年度3,9241,34334.2%
平成23年度4,16360614.6%
平成24年度4,0921,36733.4%
平成25年度3,7721,17831.2%
平成26年度3,60259616.5%
平成27年度3,46647513.7%
平成28年度3,01491030.2%
平成29年度2,82384630.0%
平成30年度2,74990733.0%
令和元年度2,05155126.9%
令和2年度2,51278531.3%
第二種冷凍機械責任者試験(冷凍2種)の合格率
第二種冷凍機械責任者試験(冷凍2種)の合格率と受験者数の推移のグラフ画像
第二種冷凍機械責任者試験(冷凍2種)の合格率と受験者数の推移(画像クリックで拡大表示)

ほとんどの年は合格率 30% 以上で推移していますが、たまに 10% 台に落ち込む年があるなど、実施される年によって試験の合格率が大きく変動しています。

ここ5年ほどは合格率 30% 前後で安定しており、難易度は「普通~易しい」レベルでしょう。

第三種冷凍機械責任者の合格率

年度受験者合格者合格率
平成21年度7,9072,59732.8%
平成22年度8,2093,89947.5%
平成23年度7,8783,21940.9%
平成24年度8,1602,67532.8%
平成25年度8,8393,02334.2%
平成26年度9,0221,71419.0%
平成27年度9,8012,53425.9%
平成28年度8,9133,10634.8%
平成29年度8,1203,00737.0%
平成30年度7,7683,09039.8%
令和元年度7,9082,56532.4%
令和2年度7,5411,38318.3%
第三種冷凍機械責任者試験(冷凍3種)の合格率
第三種冷凍機械責任者試験(冷凍3種)の合格率と受験者数の推移のグラフ画像
第三種冷凍機械責任者試験(冷凍3種)の合格率と受験者数の推移(画像クリックで拡大表示)

第二種とほぼ同じ傾向で、ほとんどの年で合格率 30% 以上で推移しており、40 % に迫る年もある一方、たまに 10% 台後半に落ち込む年があるなど、実施される年によって試験の合格率が大きく変動しています。難易度は「普通~易しい」レベルでしょう。

冷凍機械責任者試験の難易度

冷凍機械責任者試験は難しい?難化した?

冷凍機械責任者 難易度」「冷凍3種 難易度」「冷凍2種 難易度」などと検索して表示される資格ブログの中には、ここ数年「試験が難化して過去問対策では合格できなくなった」などと書かれていることがありますが、本当にそうなのでしょうか?

結論から言うと、冷凍機械責任者試験は難化していません。

合格率が 10 %台になる年があり、一見難しそうに見える冷凍機械責任者試験ですが、試験内容の実質的な難易度はそれほど高くありません。

具体的に言うと、冷凍機械責任者試験は合格する上で覚えなければいけないことは少なく、また冷凍機の種類や原理もシンプルで計算問題も簡単なので、内容は決して難しい試験ではないのです。

それにも関わらず、合格率が 10 %台になる理由を次のように推測しています。

  • たちの悪い引っ掛け問題に引っかかる人が多い
  • 高圧ガス保安協会が使う理解し辛い日本語の意味を読み違えた
  • 保安と学識は全 10 問しか出題されないため、1問の重みが非常に重い

つまり「受験者を落とす試験」という言葉がピッタリな冷凍機械責任者試験にまんまと落とされている人が多いのです。

10 問中6問正答しなければ合格できない状況で、自動車運転免許の学科試験を彷彿とさせる引っ掛け問題のオンパレードでは、うっかりミスをして数問落とすだけで不合格になってしまいます。

合格率が 30 %を超えている年は素直な問題が出題され、”難化した” と言われる合格率 10 %台の年はひねくれた問題が出題されたためこのような合格率の変動が起こってしまうのです。

純粋に知識を問うべき資格試験問題でこういう引っ掛け箇所を作るべきではないと思いますが、高圧ガス保安協会の手抜きの試験問題はそういうものだと知った上で、引っ掛け箇所を見抜けるような確かな知識を身につけておけば、それほど難しい試験ではないという意味が理解できると思います。

合格率が低い年に合格するための勉強方法・受験テクニックについては「冷凍機械責任者試験に独学で合格する参考書と勉強方法」の記事でご紹介していますのでご興味があればご覧ください。

第二種と第三種の難易度が変わらないって本当?

結論から書くと、第二種冷凍機械責任者と第三種冷凍機械責任者の難易度の差については、出題される問題の難易度には大した差は無いものの、合格するのは当然ながら第二種の方が難しいです。

第三種冷凍機械責任者は法令・保安の2科目を受験するのに対して、第二種冷凍機械責任者は法令・保安学識の3科目を受験・合格しなければなりません。

1科目多い分、当然合格に必要な勉強時間は長くなりますし、学識は 10 問中6問正答しなければ合格できず、前述したような引っ掛け問題が多い試験回に当たってしまうと落ちる可能性も高くなってきます。

個人的には、第二種冷凍機械責任者でも大した勉強量は必要ないので第三種を飛ばしていきなり第二種を受験しても良いと思いますが、どちらが難しいかと言われると第二種のほうが難しいのは明らかです。

講習の必要性

第二種冷凍機械責任者を例に上げると、次のようなコスト(費用・時間)がかかります。

  • 講習費用 18,400 円+講習会場への移動費や宿泊費
  • 3日間連続で毎日7時間拘束

これだけのコストをかけてでも2科目免除してほしいという方は受けても良いと思います。
残りは法規だけになりますから、合格するのは非常に簡単になります。

個人的な考えをぶっちゃけて言うと、第二種冷凍機械責任者くらいの難易度の試験でこんなに高い費用や長い時間を消費して科目免除をする必要は無いと考えています。

講習を受けるなら、いきなり最上位の第一種を受験するくらいじゃないとお金と時間が勿体無いです。

仕事にどうしても必要で取得しないと会社をクビになってしまうなどの危機的状況ならまだしも、今日では冷凍機械責任者の資格が必要な現場も少なくなっていますし、持っているからといってそれほど就職・転職活動で評価される資格でもありません。

設備管理会社で働いている方なら、資格自体は必要ない現場でも知識の証明になりますし、資格手当が貰える可能性があるので取得しておくと良いと思いますが、それならなおさら科目免除目的の講習など受講せずに試験勉強をして知識を身につけた上で資格を取得すべきです。

また、冷凍機械責任者に対する資格手当は少額に設定している会社が多いので、給料アップ(資格手当)のために講習を受けて冷凍機械責任者を取得するというのは非常にコスパの悪いやり方です。

費用対効果をよく考えた上で講習を受講するかどうか判断すれば良いでしょう。

おわりに

冷凍機械責任者試験はきちんと対策すれば引っ掛け問題の多い年にあたっても必ず合格できます。

2021 年度の冷凍機械責任者試験 (冷凍3種、冷凍2種) に独学で合格できるお勧めの参考書勉強方法については「冷凍機械責任者試験に独学で合格する参考書と勉強方法」の記事でご紹介していますので併せてご覧ください。