第二種冷凍機械責任者の難易度と独学で合格する勉強方法・参考書まとめ!

冷凍機械責任者

こんにちは!ビルメン米造です。

2018年11月11日(日)に受験した平成最後の第二種冷凍機械責任者試験の結果が本日発表され、無事合格しました!

各科目の難易度の所感や試験当日の試験会場の様子などを記した、第二種冷凍機械責任者試験の受験記は以下の記事にまとめています!

学識難化!?平成30年度 第二種冷凍機械責任者試験の受験記と試験情報!

この記事では、第二種冷凍機械責任者試験に合格するための勉強方法や参考書、合格率と難易度、受験テクニックなどを紹介します!

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冷凍機械責任者試験の合格発表と免状申請

合格発表

冷凍機械責任者の合格発表は以下の方法により行われます。

  • 高圧ガス保安協会の公式サイトでの合格者番号の公表
  • 合否の通知(普通郵便)による合否の通知

合格者番号が公表される公式サイトのページはこちら

高圧ガス保安協会 正解答、合格者番号、試験問題の公表

受験番号は受験票のハガキに記載されています。

受験番号が分からない場合は、合否の通知が届くのを待ちましょう。高圧ガス保安協会に問い合わせても答えてもらえないようです。

※受験番号をお忘れの場合は、合否の通知(普通郵便)が届くのをお待ちください。
お問い合わせいただいても、一切、お答えいたしません。

正解答、合格者番号、試験問題の公表 | 高圧ガス保安協会

合否通知は次の画像のような封筒で届きます。(不合格の場合は違うかもしれません)

光の加減で白っぽく見えますが、薄い緑色の封筒です。

合格発表日が1月7日で、通知が到着したのが1月8日でした。

中には「合否の通知」と「免状交付申請書」が一体となった書類が1枚封入されています。

免状交付申請

この書類に必要事項を記入し、証明写真・収入証紙などを添付して免状の交付を申請します。

1点注意が必要で、このような形式で「合否の通知」と「免状交付申請書」が送付されるのは、高圧ガス保安協会が免状交付事務を受託している道府県に限ります。

次に挙げる、協会が免状交付事務を受託していない“7都県”は、独自の方法で免状交付事務を行っているため書類の入手方法が異なります。

 【協会が免状交付事務を受託していない7都県】
東京都、新潟県、山梨県、兵庫県、奈良県、長崎県、宮崎県

詳しくは高圧ガス保安協会の公式HPに掲載されています。

高圧ガス保安協会 免状交付事務の受託

免状の交付申請から交付されて手元に届くまでの日数などは、免状入手後に改めてこちらの記事で紹介しようと思います!

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第二種冷凍機械責任者試験の合格率・難易度

第二種冷凍機械責任者試験の合格率

年度受験者数合格者数合格率
平成30年度2,74990733.0 %
平成29年度2,82384630.0 %
平成28年度3,01491030.2 %
平成27年度3,46647513.7 %
平成26年度3,60259616.5 %
平成25年度3,7721,17831.2 %
平成24年度4,0921,36733.4 %
平成23年度4,16360614.6 %
平成22年度3,9241,34334.2 %
平成21年度4,2681,67139.2 %
平成20年度3,8001,18031.1 %
平成19年度3,7681,75546.6 %
平成18年度3,6011,19633.2 %
平成17年度3,4611,36539.4 %
平成16年度3,6851,64844.7 %
平成15年度3,6651,80349.2 %
平成14年度3,7682,07655.1 %
平成13年度3,37689126.4 %
平成12年度3,20264020.0 %
平成11年度3,1471,42945.4 %
平成10年度2,96080427.2 %

平成22年度までは30%以上という高い合格率でしたが、平成23年度以降は10%台に落ち込むことがあるなど、受験する回によって試験の合格率が大きく変動します。

第二種冷凍機械責任者試験は難しいのか?

合格率が10%台になる試験回があるという、一見難しそうに見える第二種冷凍機械責任者試験ですが、試験内容の実質的な難易度はそれほど高くありません。

具体的に言うと、冷凍機械責任者試験に合格する上で覚えなければいけないことは少なく、また冷凍機の種類や原理も理解するのは容易いので、内容は決して難しい試験ではないのです。

それにも関わらず、合格率が10%台になる理由を、僕は次のように推測しています。

  • たちの悪い引っ掛け問題に引っかかる人が多い
  • 高圧ガス保安協会が使う理解し辛い日本語の意味を読み違えた
  • 保安と学識は全10問しか出題されないため、1問の重みが非常に重い

つまり、もはや「落とす試験」という言葉がピッタリな冷凍機械責任者試験にまんまと落とされている人が多いのです。

10問中6問正答しなければ合格できない状況で、自動車運転免許の学科試験を彷彿とさせる引っ掛け問題のオンパレードでは、うっかりミスをして数問落とすだけで不合格になってしまいます。

合格率が30%を超えている試験回では素直な問題が、10%台の試験回ではひねくれた問題が出題されたためこのような合格率の変動が起こってしまうのです。

純粋に知識を問うべき資格試験問題でこういう引っ掛け箇所を作るべきではないと思いますが、高圧ガス保安協会の手抜きの試験問題はそういうものだと知った上で、引っ掛け箇所も簡単に見抜けるような確かな知識を身につけておけば、それほど難しい試験ではないという意味が理解できると思います。

第二種と第三種冷凍機械責任者の難易度が変わらないって本当?

結論から書くと、第二種冷凍機械責任者と第三種冷凍機械責任者の難易度の差については、出題される問題の難易度には大した差は無いものの、合格するのは当然ながら第二種の方が難しいです。

第三種冷凍機械責任者は法令・保安の2科目を受験するのに対して、第二種冷凍機械責任者は法令・保安・学識の3科目を受験・合格しなければなりません。

1科目多い分、当然合格に必要な勉強時間は長くなりますし、学識は10問中6問正答しなければ合格できず、前述したような引っ掛け問題が多い試験回に当たってしまうと落ちる可能性も高くなってきます。

個人的には、第二種冷凍機械責任者でも大した勉強量は必要ないので第三種を飛ばしていきなり第二種を受験しても良いと思いますが、どちらが難しいかと言われると第二種のほうが難しいのは明らかです。

第三種冷凍機械責任者の合格率・難易度については以下の記事に詳しく書いていますので、各数値についてはそちらをご覧ください。

合格率だけ比較しても第三種のほうが合格しやすいことが確認できます。

第三種冷凍機械責任者(冷凍3種)が難化?本当の難易度はこれだ!

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講習は受けたほうがいい?

第二種冷凍機械責任者の講習費用18,400円+講習会場への移動費宿泊費を支払い、3日間連続で毎日7時間拘束されてでも2科目免除してほしいという方は受けても良いと思います。

残りは法規だけになりますから、合格するのは非常に簡単になります。

僕はそんな無駄遣いをするほどお金を持っていないので、普通に3科目受験して合格しました。

まあぶっちゃけて言うと、第二種冷凍機械責任者程度の難易度の試験でこんな高いお金や時間を消費して科目免除をする必要は無いです。

講習を受けるなら、いきなり第一種を受験するくらいじゃないとお金と時間が勿体無いです。

仕事にどうしても必要で取得しないと会社をクビになるという危機的状況ならまだしも、今日では冷凍機械責任者の資格が必要な現場も少なくなっていますし、持っているからといって就職・転職活動で評価される資格でもありません。

僕のようにビルメン会社で働いているなら、資格自体は必要ない現場でも知識の証明になりますし、資格手当が貰える可能性があるので取得しておくと良いと思いますが、給料アップ(資格手当)のために講習を受けて第二種冷凍機械責任者を取得するというのは非常にコスパの悪い方法です。

ビルメンの資格手当はすごい?手当が貰える資格と金額の例を紹介!

費用対効果をよく考えた上で講習を受講するかどうか判断すれば良いでしょう。

第二種冷凍機械責任者に合格するための心構え・受験テクニック

合格率が低い年に合格するにはどうすれば良いのか?

前述したように冷凍機械責任者試験は試験回によって合格率が大きく変動します。

しかしながら、合格率が低い試験回に出題される問題がめちゃくちゃ難しいのかというと、そうではありません。

合格率が低い試験回には「過去に出題されたことのない単語等が出題される」、「引っ掛け問題のレベルが高い」という特徴があります。

こうした試験回に合格するためには、以下の2つのことを意識して実践する必要があります。

  1. 過去問丸暗記の勉強方法をやめて公式テキストをひたすら理解し覚える
  2. 実際の試験では何度も見直しをする

過去問に出題されたことのない単語等が出題されたり、高度な引っ掛け問題が出題された場合は、過去問丸暗記の勉強しかしなかった人は大抵落ちます。

試験当日の見直しはしつこいくらいに何度もすべし!

引っ掛け問題によるうっかりミスを防ぐには、問題を解き終えたあとの見直しが非常に効果的です!

第二種冷凍機械責任者試験を受験した際の受験記にも書いていますが、学識の科目では合計5週の見直しを行い、2周目と3周目にそれぞれ1問ずつ引っ掛けに気づいて解答を訂正したおかげで8/10という正答数で合格することができました!

学識難化!?平成30年度 第二種冷凍機械責任者試験の受験記と試験情報!

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第二種冷凍機械責任者に合格する勉強方法と参考書

第二種冷凍機械責任者の参考書

まずは第二種冷凍機械責任者試験の勉強に使用する参考書を紹介します。

ここで紹介する参考書を使い、続いてお伝えする勉強方法で勉強して合格しました!

【参考書】

日本冷凍空調学会 上級 冷凍受験テキスト

第二種冷凍機械責任者を受験する上では準備必須の参考書です。

試験問題のほとんどはこのテキストから出題されるので、この上級テキストと初級テキストの2冊をしっかり理解していれば確実に試験に合格できます。

第三種冷凍機械責任者は初級テキストだけで合格できますが、第二種と第一種はこの上級テキストが必要です。

他の参考書は必要ありません。

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SIによる初級冷凍受験テキスト

上級テキストと初級テキストの2冊をしっかり理解していれば確実に試験に合格できます。

他の参考書は必要ありません。

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 注意!

この2冊はAmazonでも楽天でも新品が入荷されておらず、中古品が出回っている状態です。

試験が近づくと品薄となり、新品より高いプレミア価格に跳ね上がりますので、早めの準備をお勧めします!

【過去問解説集】

第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成30年版

本記事で何度も書いているように、第二種冷凍機械責任者の試験問題は引っ掛け問題や日本語の分かりづらい部分があるので、過去問に慣れるための演習が必須です!

※本書は平成30年版です。平成31年(2019年)版が出版され次第、最新版をご紹介します。

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僕は過去問を5年分しか解きませんでしたが、5年分では不安だという方は、本書の古い版を購入すれば解説付きの過去問をさらに5年分解くことができます。

平成31年(2019年)には平成30年~平成26年までの過去問を収録した最新版が出版されます。

さらに古い5年分(平成25年~平成21年分)を収録した過去問集は平成26年版になります。

第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成26年版

平成21年から平成25年までを収録。

過去5年間に出題された“法令”、“保安管理技術”、“学識”の全問題と解答・解説を収録。

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【使用した電卓】

僕が第二種冷凍機械責任者試験に持ち込んだ電卓はCASIOJF-120VB-Nです。

周りの受験者を見ると、爪の先でボタンを押さなければ押せないおもちゃのような電卓を持ってきている人が多かったですが、個人的にはディスプレイもボタンも大きなこの電卓が気に入っています。

この電卓は電気主任技術者試験(電験)日商簿記の試験にも持ち込めますので、これらの試験を受験する予定がある方には特にオススメです!

カシオ 卓上タイプ 12桁 電卓 CASIO 本格実務電卓 JF-120VB-N

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第二種冷凍機械責任者の勉強方法

第二種冷凍機械責任者に合格するために僕が実施した勉強の流れを紹介します。

上記で紹介した参考書を次のように省略して記載します。

・[上級テキスト]日本冷凍空調学会 上級 冷凍受験テキスト

・[初級テキスト]SIによる初級冷凍受験テキスト

・[過去問集]第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成30年版

【勉強の流れ】

過去問集で平成25年の過去問を解く

→全く解けない。解説を一通り読み、続いて平成26年の過去問を解く

→法規以外は全く解けない。過去問だけやっていても駄目だと気づく

過去問には手を付けず、初級テキストを3週して簡単に知識を身につけ、続いて上級テキストを3週してざっくり覚える。

過去問集に戻り、平成25年の過去問から再スタート。ギリギリだが合格点が取れる。

平成26年~平成29年の過去問も解く。法規は余裕の合格点、保安と学識には不安が残る。

間違えた問題に関する知識を、過去問集の解説+初級・上級テキストの再復習で補完していく。

初級・上級テキストを読むと、平成25年~平成29年の過去問では触れられていない部分が多いため、それらも覚えていく。

頻繁に出題される問題について学習するのは当然だけれど、このような出題されていない部分の学習が大切。

これをせず過去問の丸暗記で試験に望むと、過去問で見たことのない問題やちょっとヒネった問題に手も足も出なくなります。

過去問集は3週したら満点が取れるようになったので、あとは試験前日までひたすら上級テキストを読み込む。

試験前日にもう一度過去問集を1週して試験対策終了。

試験対策にかけた時間は約2週間。

ーーー

こんな感じで勉強を行い試験に臨んだ結果、法規80%・保安100%・学識80%の正答率で合格できました!

調子に乗ったツイートをしていますが、基本をしっかり押さえておけば知らない問題が出ても選択肢の中から「これは絶対に違う」「これは正しい」と2択にまで絞ることができますし、引っ掛け問題を見破って正答することもできます。

初級テキスト上級テキストから出題されると分かっているのですから、ひたすらその参考書を理解し覚えていくことが合格への最短ルートです。

これに加えて過去問集で本試験に慣れるための演習を行えば完璧です!

おわりに

試験当日の会場の様子や、試験の途中退出、試験問題は持ち帰れるのかなど、気になる情報は受験記にまとめていますのでよろしければご覧ください!

学識難化!?平成30年度 第二種冷凍機械責任者試験の受験記と試験情報!

冷凍機械責任者試験は基本さえ押さえていれば、新問や引っ掛け問題だらけの試験回に当たったとしても合格することはできます。

今後受験される方の参考になれば幸いです!