情報セキュリティマネジメントの合格率の推移と難易度・勉強時間の目安

情報セキュリティマネジメント
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ビルメン米造
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情報セキュリティマネジメント試験 (以下、セキュマネと略すことがあります) は、2016年(平成28年)に新設されたばかりの資格で、IT関係の資格の中でも情報セキュリティに特化した資格です。

IT関係の入門資格と言えばITパスポート試験と基本情報技術者試験が有名ですが、そこに新たに情報セキュリティに特化した入門資格が加わったことで受験を検討されている方も多いようです。

この記事では、そんな注目の情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移から見る難易度、基本情報技術者試験と比較した難易度のほか、情報セキュリティについて学んだ経験が無い方やIT業界未経験者が合格するために必要な勉強時間の目安などをご紹介します!

この記事はこんな方にお勧めです!
  • 情報セキュリティマネジメント試験の合格率と難易度が知りたい
  • 試験に合格するために必要な勉強時間の目安を知りたい

未経験から情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指すためのお勧めの参考書勉強方法については「情報セキュリティマネジメント試験に合格するお勧め参考書と勉強方法」でご紹介しています!

情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移

年度応募者数受験者数合格者数合格率
平成28年春期21,691人17,959人15,800人88.0%
平成28年秋期22,186人18,630人13,105人70.3%
平成29年春期21,162人17,045人11,324人66.4%
平成29年秋期20,907人17,039人8,590人50.4%
平成30年春期19,300人14,749人7,926人53.7%
平成30年秋期19,692人15,579人7,220人46.3%
平成31年春期18,129人13,761人7,148人51.9%
令和元年秋期18,550人14,355人6,754人47.0%
情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移のグラフ
情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移のグラフ (クリックで拡大・高解像度表示)

情報セキュリティマネジメント試験の合格率は第一回 (平成28年春季) だけ 88.0% という異常に高い数値を記録していますが、その後は 50 %前後で推移しています。

情報セキュリティマネジメント試験の難易度

情報セキュリティマネジメント試験は ITスキル標準「レベル2」

ITスキル標準とは、経済産業省が定めている個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化しIT人材に求められるスキルやキャリア(職業)を示した指標のことです。

情報セキュリティマネジメント試験は基本情報技術者試験と並んで レベル 2 に位置します。

ITスキル標準資格名
レベル 4高度情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト ほか)、情報処理安全確保支援士試験
レベル 3応用情報技術者試験
レベル 2基本情報技術者試験情報セキュリティマネジメント試験
レベル 1ITパスポート試験

ただし、同じスキルレベル2の試験であっても、基本情報技術者試験が開発者側を想定した試験であるのに対し情報セキュリティマネジメント試験はあくまで利用者側を想定した試験であるため、試験内容及び試験対策の方向性に違いがあることに注意が必要です。

合格率の推移から見る難易度

情報セキュリティマネジメント試験の合格率は第一回だけ 88.0% という異常に高い数値を記録していますが、その後は 50 %前後で推移しており、試験の難易度は「非常に易しい」レベルだと言えます。

ただし、令和元年秋期の試験では、午後試験の通常の合格基準 100 点満点中 60 点以上のところが 46 点以上に調整されるという異例の措置が取られました。

参考:令和元年度秋期情報セキュリティマネジメント試験午後問題の難易差補正について | IPA

合格基準調整の原因は、試験時間不足で最後の問題まで解答できなかった受験者が多かったことによるものです。まだ 8 回しか実施されていない試験なので試験問題の難易度が安定していないようです。

IPA がセキュマネ試験の難易度・合格率をどの程度に維持することを想定しているかわかりませんが、今後も数回は難易度の変動が続きそうです。

もし同じスキルレベル2の基本情報技術者試験と同程度の合格率に維持することを想定しているならば難化していくことになりますし、現状の合格率 50 %程度を維持するのであれば、難易度が高くて合格基準が調整された令和元年秋季の試験と比較して易化していくことでしょう。

今後の難易度の動きはわかりませんが、「2人に1人は受かるんでしょ?」と高をくくっていると難化する回に当たってしまう可能性があるのでしっかり対策を行いましょう!

基本情報技術者試験と比較して難易度が高いのは?

情報セキュリティマネジメント試験と同じスキルレベル2の基本情報技術者試験の難易度を比較するとどちらが難しいのでしょうか。

基本情報技術者試験の合格率は「基本情報技術者試験の合格率の推移と難易度・勉強時間の目安を解説」の記事で紹介している通り毎回 25 %前後の合格率で推移しています。

合格率だけ見ても基本情報技術者試験の方が難易度が高いことがうかがえますが、試験内容にも明らかに違いがあります。

セキュマネ試験は、午前試験は情報セキュリティに関する用語の暗記、午後試験は午前試験で学んだ内容を体系立てて理解していけば合格できますので、IT未経験者でも勉強に着手しやすく勉強時間も短期間で済みます。

一方、基本情報技術者試験は、午前試験が用語の暗記でクリアできることは変わりませんが試験範囲が広く対策に時間がかかります。また午後試験には「データ構造及びアルゴリズム」、「ソフトウェア開発 (プログラミング) 」などIT未経験者にとっては対策しづらい必修科目が出題されます。

この違いは、ITスキル標準の項で説明した通り、基本情報技術者試験が開発者側を想定した試験であるのに対し情報セキュリティマネジメント試験はあくまで利用者側を想定した試験であることから来ています。

セキュマネ試験と基本情報技術者試験を比較すると明らかに基本情報技術者試験の方が難易度が高いと言えるでしょう。

合格するための勉強時間の目安

IT業界の経験者の勉強時間の目安

午前試験 5 ~ 15 時間、午後試験 10 ~ 15 時間程度で合計 15 ~ 30 時間程度が目安となるでしょう。

平日 1 日 1 時間、休日は 2 時間勉強したとすると、約 2 ~ 3 週間の勉強期間が必要です。

情報セキュリティの分野で働いている人や、上位資格の情報処理安全確保支援士試験に合格している人なら対策不要 ~ 10 時間未満の勉強時間でも合格できるでしょう。支援士試験に合格していればセキュマネ試験を受験する意味がありませんが…。

未経験者の勉強時間の目安

午前試験 10 ~ 20 時間、午後試験 20 ~ 30 時間程度で合計 30 ~ 50 時間程度が目安となるでしょう。

平日 1 日 1 時間、休日は 2 時間勉強したと単純計算すると、約 2 ヶ月 ~ 2ヶ月半の勉強期間が合格の目安となります。

しかし実際は毎日勉強できるわけではなく、受験者のブログなどネット上の体験談を読むと 3ヶ月 ~ 半年ほどの期間をかけて合格する方が多いようです。

おわりに

本記事が情報セキュリティマネジメント試験の難易度を知りたい方の参考になれば幸いです。

未経験者でもしっかりと対策をすれば確実に合格できる試験ですので、受験を検討されている方はぜひ挑戦してみてください!

未経験から情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指すためのお勧めの参考書勉強方法については「情報セキュリティマネジメント試験に合格するお勧め参考書と勉強方法」でご紹介しています!

情報セキュリティマネジメント試験合格後に応用情報技術者試験や高度情報処理技術者試験 (情報処理安全確保支援士試験、ネットワークスペシャリスト試験など) を目指す方は以下の記事もよろしければ参考にしてください!