ネットワークスペシャリストの難易度と合格率の推移、必要な勉強時間

ネットワークスペシャリスト
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この記事では、ネットワークスペシャリスト試験 (略称:ネスペ) の難易度と合格率の推移、合格するために必要な勉強時間のほか、同時に目標とされることが多い情報処理安全確保支援士試験CCNA (Cisco Certified Network Associate)との難易度の比較について、IT 業界未経験の僕がネットワークスペシャリスト試験に独学で合格した経験を基にご紹介します!

僕がネットワークスペシャリスト試験に合格するために使用した参考書と勉強の流れ、受験のコツなどは「ネットワークスペシャリストに独学で合格する参考書と勉強方法」でご紹介していますので併せてご覧ください!

ネットワークスペシャリスト試験の合格率の推移

ネットワークスペシャリスト試験の近年の合格率の推移は以下の図表の通りです。

年度 出願者数 受験者数 合格者数 合格率
(受験者比)
合格率
(出願者比)
平成 21 年秋期25,161人16,368人2,433人14.9%9.7%
平成 22 年秋期25,544人16,649人2,263人13.6%8.9%
平成 23 年秋期21,465人14,077人2,069人14.7%9.6%
平成 24 年秋期21,941人14,612人2,019人13.8%9.2%
平成 25 年秋期20,803人13,288人1,899人14.3%9.1%
平成 26 年秋期20,220人13,215人1,832人13.9%9.1%
平成 27 年秋期18,990人12,407人1,811人14.6%9.5%
平成 28 年秋期18,096人11,946人1,840人15.4%10.2%
平成 29 年秋期19,556人12,780人1,736人13.6%8.9%
平成 30 年秋期18,922人12,322人1,893人15.4%10.0%
令和 元年 秋期18,345人11,882人1,707人14.4%9.3%
ネットワークスペシャリスト試験の合格率の推移のグラフ
ネットワークスペシャリスト試験の合格率の推移のグラフ(クリックで拡大・高解像度表示

ネットワークスペシャリスト試験の難易度

近年の合格率は 14 % 前後で安定しており、最新(令和元年)の合格率は 14.4 % です。試験の難易度は「難しい」レベルであると言えるでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験は出願者数に対して受験者数が少なく、毎回出願したうちの 65 % 程度しか受験しません。多くの出願者が受験する前から諦めてしまうことも、この試験の難易度の高さを表しています。

一方で、IT業界の実務経験が無い人や完全独学では合格できないほど難易度が高いわけでもありません。実際、僕はIT業界未経験ですが独学で合格しましたので、その経験をこのあとご紹介します。

合格に必要な勉強時間

ネットワークスペシャリスト試験に合格するために必要な勉強時間は以下の要素に該当するかどうかによって大きく変わってきます。

  1. ネットワークに関する基礎知識を持っているか
  2. IPA の高度試験の試験形式に慣れているか(ほかの高度試験に合格しているか)

1.ネットワークに関する基礎知識を持っているか” とは、実務を通してネットワークに関する知識を学んだり、実務は未経験でも独学でネットワークに関する勉強をしたことがあるかどうかということです。

この要素が合格に必要な勉強時間に影響を与えることは具体的に説明するまでもないでしょう。これから受験する試験に関する知識を持っていれば短期間の勉強で合格できることは当然ですよね。

2.IPA の高度試験の試験形式に慣れているか” とは、IPA が実施する情報処理安全確保支援士やデータベーススペシャリストなど、他の高度試験 (高度情報処理技術者試験) に合格していたり勉強したことがあるかということです。

ネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援士試験などの IPA の高度試験の出題形式は独特で、選択肢で解答する問題だけでなく所定の文字数で論述する問題が出題されます。

高度試験の対策では、その試験に関する知識以外に設問に対して的確に解答を論述する能力を身につける必要があり、この対策に意外と時間がかかるのです。

1 も 2 も満たさない人、つまりネットワークに関して全く知識が無く高度試験の受験も初めての人は、数ヶ月~一年以上の勉強期間が必要になるでしょう。数ヶ月の勉強を経て試験に挑戦したものの不合格となり来年また挑戦するという人も相当居ますので覚悟が必要です。

次に時間がかかるのが 1 を満たさないが 2 は満たす人、つまりネットワークに関する知識は無いが他の高度試験に合格している人です。他の高度試験に合格している場合は午前Ⅰ試験が免除となるため必要な勉強時間を 15 ~ 30 時間ほど短縮可能で、午後試験の出題形式にも経験があるため論述対策にかかる時間も短縮できるでしょう。

とはいえ、午前Ⅰや論述対策にかかる時間は、ネットワークに関する幅広い知識を学ぶためにかかる時間に比べると短いものです。「OSI 参照モデル」や「サブネットマスクとは何か?」といったネットワークの基礎知識から勉強を始め、試験に出題される可能性がある分野を広く浅く網羅するだけでも、数ヶ月~半年以上の勉強期間が必要になるでしょう。

続いて、1 を満たすが 2 を満たさない人、つまりネットワークに関する知識はあるが高度試験の受験は初めての人の場合です。ネットワークに関する知識を持っているアドバンテージは非常に大きく、勉強期間を大幅に短縮可能です。

午前Ⅰ試験の対策に 15 ~ 30 時間程度、午後試験の論述対策に 15 ~ 30 時間程度、あわせて 30 ~ 60 時間程度の勉強時間が合格の目安になるでしょう。毎日の勉強時間次第ですが、数週間~ 2 ヶ月ほどの勉強期間が必要になるでしょう。

最後に、1 も 2 も満たす人、つまりネットワークに関する基礎知識があり、別の高度試験にも合格している人の場合です。ここでは僕自身の経験をお話します。

僕は IT 業界は未経験ですが何年も前から趣味でネットワークに関する勉強を続けており、高度試験である情報処理安全確保支援士試験にも合格しているため、上記の 2 つの要素を満たします。

結論から言うと、このような状態からだと ほぼ無勉強 ~ 30 時間程度 の勉強時間で合格できるでしょう。

僕の例を挙げると、午前Ⅰは免除、午前Ⅱは無勉強、午後試験の対策は試験の約 1 ヶ月前から 1 日 1 時間くらいのスローペースで始めましたが、試験の数日前には対策が終わりました。

情報処理安全確保支援士試験との難易度の比較

ネットワークスペシャリスト試験の合格を目指す人が同時に挑戦するのが情報処理安全確保支援士試験(旧 情報セキュリティスペシャリスト試験)です。ネットワーク構築・運用と情報セキュリティは切っても切れない関係なので両者の合格を目指すことは理にかなっています。

結論から言うと、ネットワークスペシャリスト試験は情報処理安全確保支援士試験より難しいです。

その理由は「情報処理安全確保支援士の難易度と合格率、他の試験区分との比較」の記事の中ほどの「ネットワークスペシャリスト試験との難易度比較」で詳しく述べていますのでそちらをご覧ください。

情報処理安全確保支援士試験の情報はこちら!

僕が情報処理安全確保支援士試験に独学で合格した際に使用した参考書や勉強方法は「情報処理安全確保支援士に独学で合格する参考書と勉強方法まとめ」で紹介しています。

また、支援士試験合格後にセキスペに登録することのメリット・デメリットについては「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の維持費とメリットは?」で考察していますので、あわせてご覧ください!

シスコ技術者認定試験 (CCNA・CCNP)との難易度比較

ネットワーク関連の資格と言えば、ネットワーク機器開発の世界最大手・シスコシステムズ社が実施するシスコ技術者認定試験が有名です。ネットワークの分野に興味がある人なら聞いたことがない人は居ないでしょう。

僕はネットワークスペシャリスト試験合格後に CCNA (200-301) にも合格しているため、その経験を基に「CCNA (200-301) とネットワークスペシャリストの難易度を比較」で両資格の難易度を比較しています。ご興味がございましたらご覧ください!

また、僕が独学で CCNA (200-301) に合格した際に使用した参考書や勉強方法などは「CCNA(200-301)に独学で合格する参考書と勉強方法【2020年版】」でご紹介していますので併せてご覧ください!

おわりに

ネットワークスペシャリスト試験は合格率が低く難関とされる試験ですが、非エンジニアでも独学で合格することが可能ですので、受験しようかどうか迷っている方はぜひ挑戦してみてください!

僕がネットワークスペシャリスト試験に合格するために使用した参考書と勉強の流れ、受験のコツなどは「ネットワークスペシャリストに独学で合格する参考書と勉強方法」でご紹介しています。