電気通信主任技術者(伝送交換)の難易度と合格する勉強方法・参考書まとめ!

電気通信主任技術者

この記事では、電気通信主任技術者(伝送交換)の合格率の傾向から見る難易度、合格するための勉強方法・攻略法やお勧めの参考書を紹介しています!

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電気通信主任技術者(伝送交換)の受験記

僕は電気通信主任技術者(伝送交換)を受験する時点で工事担任者 AI・DD総合種を取得していたので、「電気通信システム」の科目は免除され、「伝送交換設備及び設備管理」「専門的知識」「法規」の3科目を受験しました。

「専門的知識」の科目は、もともとICTに興味があって勉強をしていたこともあり、初見でも解ける問題が多かった「データ通信」 を選択しました。

電気通信主任技術者(線路)の種別と比べると、電気通信主任技術者(伝送交換)は出題される範囲がかなり ICT 寄りですので、IPA が実施するネットワークスペシャリスト試験に合格している、もしくは勉強中という方なら初見でも解ける問題がかなり多いです。

試験範囲の大部分において、工事担任者 AI・DD総合種の資格取得や趣味のICTの学習を通して学んだ知識が役に立ち、大して苦労せずに合格できました!

電気通信主任技術者(伝送交換)の合格率・難易度

合格者数・合格率の推移から見る難易度

電気通信主任技術者(伝送交換) 申請者数・受験者数・合格者数・合格率
申請者数受験者数合格者数合格率
H21第1回2,8102,35549620.6%
第2回3,3672,79646116.5%
H22第1回3,1032,60438814.9%
第2回3,5342,84463222.2%
H23第1回2,9582,49651620.7%
第2回3,4312,75962422.6%
H24第1回2,8102,32841818.0%
第2回3,2002,46641616.9%
H25第1回3,0332,48835614.3%
第2回3,3942,68954620.3%
H26第1回2,8902,36837115.7%
第2回3,5532,86954819.1%
H27第1回3,2832,75257821.0%
第2回3,8253,03765921.7%
H28第1回3,1962,67848618.1%
第2回3,4682,79247617.0%
H29第1回2,9882,43757123.4%
第2回3,1772,52164825.7%
H30第1回2,4491,96954827.8%
第2回試験日:2019年1月27日(日)

電気通信主任技術者(伝送交換)の合格率は 10%台後半~20%台で推移しており、「やや難しい」レベルです!

工事担任者資格からのステップアップとして受験される方や、ICTに明るい方にとってはそれほど難しい試験ではありません。

特に、第一級陸上無線技術士を取得している方が受験する場合は、全4科目中一番難しい「専門的知識」の科目を含む2科目が免除されるほか、残る2科目のうちの1つ「設備管理」の出題内容は陸上無線技術士試験と被る部分もあるため非常に簡単に取得可能です。

これらの前提知識が無い状態から受験する場合、4科目一発合格はかなり難易度が高く現実的でないため、長期的な計画を立てて取り組む必要があります。

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電気通信主任技術者(伝送交換)に合格する参考書と勉強方法

電気通信主任技術者(伝送交換)を勉強する上で気をつけたいこと

以下の記事の内容と重複するので、詳しくは以下の記事ご覧頂きたいのですが、電気通信主任技術者(伝送交換)を勉強する上で、無駄にダラダラと勉強せず合格レベルに達するために気をつけるべきことを紹介しておきます!

  • 過去問は3~5年分で十分!
  • 綺麗なノートは作るな!時間の無駄!
  • 略語は全てフルスペルも覚えるべし!

これらの勉強方法の詳細については、僕が電気通信主任技術者線路の種別に合格した際に情報をまとめた記事などに掲載していますのでご覧ください!

電気通信主任技術者(線路)の勉強方法と参考書まとめ【通信線路】

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僕が色々な国家資格に合格してきた勉強方法と使った参考書を全て教える!

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電気通信主任技術者と陸上無線技術士の試験日が近づいてきましたね! 僕はデータ通信協会と日本無線協会が実施している資格試験のうち上位の資格をほとんど取得しています。具体的には以下の資格です。 電気通信主任技術者(伝送交換) ...

「電気通信システム」の出題傾向と合格できる参考書・勉強方法

電気通信システムの科目は全20問中計算問題が3~5問程度、論理回路の問題が2~3問、残りは文中の括弧に当てはまる用語を選択する問題です。

計算問題は複雑なものは出題されませんが、単なるパターンとして暗記するのではなく、回路理論についてしっかり理解する勉強を行いましょう。

論理回路は出題されるパターンが多いので、計算問題と同様に暗記ではなく論理回路の要素や動作について基本から理解していきましょう。

電気通信システムは、他の取得資格などによる科目免除の制度を利用する人が多いためか、あまり良い参考書が出版されていません。

2018年にオーム社が出版する電気通信システムの対策書が新版に改訂されました。電気通信システムの参考書はこれ一択でしょう!

 電気通信主任技術者試験 これなら受かる 電気通信システム 改訂2版

電気通信主任技術者試験の科目『電気通信システム』の受験対策問題集の改訂2版です。

試験範囲が広い本試験の対策には、出題傾向を把握し、繰り返して出題されている類似の問題を確実に解けるようになることが大切です。

本書は6年間12回分の過去問題を出題分野に沿って整理・分類して並べて掲載しています。

これにより出題傾向・頻出問題の確認を行いながら効率よく学習できるようになっています。同時に、自身の得意不得意な分野も把握できるようになっています。

本書を2,3 周して出題傾向を把握し、続いて過去問を2,3年分解いて手ごたえを感じられれば本試験でも合格レベルに達するでしょう。

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「伝送交換設備及び設備管理」と「法規」の参考書・勉強方法、攻略法

まず、僕が数年前に電気通信主任技術者(伝送交換)に合格した際に、「伝送交換設備及び設備管理」と「法規」の勉強に使用した参考書を紹介します!

電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版

伝送交換主任技術者試験で問われる「伝送交換設備及び設備管理」、線路主任技術者試験と共通の「法規」について解説しています。

豊富な図表と詳細な解説で、要点を効率よく理解できます。

また、過去問題を分析したチャレンジテストで学習効果を確認することができます。

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実際に僕が使用したのは以下の画像の通り第1版ですが、現在の最新版は第2版ですので、こちらでは第2版を紹介しています!

電気通信主任技術者(伝送交換)の試験はこの参考書を元にして作られているんじゃないのかと思ってしまうくらい、試験の要点がピンポイントにまとめられた参考書です!

本書を何周かやり込んで過去問に挑戦し、過去問でわからない部分があったら本書で調べて知識を定着させるという勉強方法で合格できました。非常にお勧めの参考書です!

ただ1つ不安なのが、この書籍が出版されたのが2014年で、当時では最高の参考書でしたが、2019年現在の最新技術や出題傾向に沿わない可能性があるという点です。

「伝送交換設備及び設備管理」と「法規」の参考書は、以下に紹介するように2018年にオーム社から最新版が出版されていますので、「電気通信システム」と同様に「これなら受かる」シリーズで揃えたほうが安心かもしれません。

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 伝送交換設備及び設備管理 改訂2版

電気通信主任技術者試験の科目『伝送交換設備及び設備管理』の受験対策問題集の改訂2版です。

試験範囲が広く難易度も高い本試験の対策には、出題傾向を把握し、繰り返して出題されている類似の問題を確実に解けるようになることが大切です。

本書は6年間12回分の過去問題を掲載しています。11回分は出題分野に沿って整理・分類して並べているので、出題傾向・頻出問題の確認を行いながら効率よく学習できるようになっています。同時に、自身の得意不得意な分野も把握できるようになっています。

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電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規(改訂3版)

電気通信主任技術者試験の科目『法規』の受験対策問題集です。

本書は3年間6回分の過去問題を出題分野に沿って整理・分類して並べているので、出題傾向・頻出問題の確認を行いながら効率よく学習できるようになっています。

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規(改訂3版)

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規 改訂3版 [ オーム社 ]

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「専門的知識(データ通信)」の参考書・勉強方法・攻略法

僕は専門的知識の5科目のうち「データ通信」を選択しましたので、データ通信の試験対策について紹介します!

と言っても、僕は電気通信主任技術者の勉強を始める前からコンピュータやICTが好きで、勉強したりルータやサーバの実機をイジって遊んでいたこともあり、過去問を2年分くらい解いて「こりゃ無勉でイけるわ」と感じたので、データ通信については特に対策していません。

ここでは、「知識ゼロからならこう勉強すべき」と僕が考える勉強方法や参考書を紹介していきます!

【とりあえず問題集と通信技術の参考書を準備する】

まずは問題集と通信技術の参考書を準備します。

電気通信主任技術者 これなら受かる 専門的能力(伝送交換主任技術者)

電気通信主任技術者試験の科目『専門的能力(伝送交換主任技術者)』の受験対策問題集です。

本書は専門的能力5科目の2年間4回分の過去問題を出題分野に沿って整理・分類して並べているので、出題傾向・頻出問題の確認を行いながら効率よく学習できるようになっています。

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マスタリングTCP/IP 入門編 第5版

TCP/IP解説書の決定版!

インターネット接続のための標準プロトコルであるTCP/IP。

豊富な脚注と図版を用いたわかりやすい解説によって、TCP/IPの基本をきちんと学べます。プロトコル、インターネット、ネットワークについての理解を深める最初の一歩として活用できる参考書です!

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【勉強の流れ】

カメの問題集を解き進めながら、通信技術に関する用語をマスタリングTCP/IPで調べるという流れで勉強を勧めていきます。

マスタリングTCP/IPは、少なくとも電気通信主任技術者のデータ通信に合格することを目的とする場合は、最初から最後まですべて読む必要はありません

ネットワークスペシャリスト試験を受験する場合は隅から隅まで読んでおきたい定番の参考書ですが、電気通信主任技術者に対してはオーバースペックなので、すべて読む必要はありません。(2度言いました。)

しかしながら、ある通信技術やプロトコルについて、問題集や過去問に出てくる内容だけをその都度覚えるという方法は、断片的にしか学べず非効率的な勉強方法ですのでお勧めしません。

ではどうやって勉強するのかというと、例えばDHCPというプロトコルについての問題が出たら、問題集のその問題の解説だけを覚えるのではなく、マスタリングTCP/IPのDHCPのページを開き、その役割、第何層で動作するのか、利用するトランスポート層のプロトコル(TCPかUDPか)、簡単な動作の流れなどについて調べます。

電気通信主任技術者データ通信を受験するにあたって、DHCPについて知っておくべきことの例としては次のような内容が挙げられます。

DHCPとは…

役割と動作層:ネットワークに接続するために必要なIPアドレスなどの情報を自動的に割り当てるために用いられる、アプリケーション層で動作するプロトコル。

利用するトランスポート層のプロトコル:UDP

(重要)そのプロトコルがTCPUDPのどちらを利用するかという情報は、通信の信頼性や速度・リアルタイム性などに関わる重要な情報なので、このDHCPの例に限らず、全てのプロトコルで必ず覚えましょう!TCPとUDPの詳細についてはマスタリングTCP/IPで勉強してください!

動作の流れ

IP情報が設定されていないクライアントAがネットワークに接続される

→クライアントAからLAN内にDHCP Discoverがブロードキャストされる(IP情報を求める)

→DHCPサーバがDHCP OfferをクライアントAにユニキャストで返答する(IP情報の提案)

→クライアントAからLAN内にDHCP Requestがブロードキャストされる(IP情報を受け入れ)

→DHCPサーバがDHCP AckをクライアントAにユニキャストで返答する(IP情報を確定)

DHCPについては、たったこれだけ覚えておけばデータ通信の科目に出題される問題は大抵解けるでしょう。

イーサネットフレームの中身や利用するポート番号、DHCPリレーエージェントのようなちょっと立ち入った情報については覚える必要がないと思います。多分出ない。しらんけど笑

こんな感じで、たくさんあるプロトコルや通信技術について1つ1つ勉強していく必要があります。

そのためには過去問や問題集だけでは不十分で、やはりマスタリングTCP/IPを用いるのが最適です!

VLANMPLSなど頻出の技術について学ぶことは必須ですが、IoTが流行り始めた近年ではCoAPのようなプロトコルについても知っておくと良いかもしれません。

流石に電気通信主任技術者じゃ出ないかな?

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おわりに

専門的知識(データ通信)の項は少し熱くなってしまいました笑

電気通信主任技術者(伝送交換)を受験される方の手助けになれば幸いです!

本記事の途中でも紹介しましたが、電気通信主任技術者(線路)の種別の受験記には、本記事には掲載していない勉強方法なども紹介していますので、よろしければご覧ください!

電気通信主任技術者(線路)の勉強方法と参考書まとめ【通信線路】

僕が色々な国家資格に合格してきた勉強方法と使った参考書を全て教える!