2018年のAmazonプライムデーがまもなく始まりますね!※プライムデーは終了しました
そのプライムデーで注文する商品ですが、今年は商品の配達が大幅に遅れてしまうかもしれません。
その理由は、Amazonが勝手に荷物の到着日の日時指定をしているからです。
Amazonが勝手に日時指定を行うこと自体は今に始まったことでは無いのですが、記事執筆時では平成30年7月豪雨の影響で、本来の到着日から7日後(1週間後)などの遠い日付が指定される状況にあります。
僕が先日注文した荷物も勝手に日時が変更されていました。
Twitterで「Amazon 配達日」「Amazon 日時」などと検索すると、同じように「勝手に配達日を指定された(変えられた)!」とつぶやく人が大勢います。
今回は、Amazonが勝手に配達日時を指定する理由を問い合わせた結果と、配達業者の営業所に保管されている荷物を前倒しで届けてもらう方法などを紹介したいと思います!
なぜAmazonは勝手に配達日時を指定するのか?
問い合わせに至る経緯
2018年7月9日に注文した商品の配送状況を7月11日に確認してみたところ、荷物はとっくに最寄りの営業所に到着しているにもかかわらず、お届け日に7月17日というかなり先の日付が指定されていることが原因で保管されている状態となっていました。
これまでにも配達予定日の1日先を勝手に指定されることが何度もあったのですが、今回は7日も先の日付が指定されているということで、なぜこのような対応をするのか、その理由を知りたくて問い合わせのメールを送ってみました。
メールで問い合わせた結果
問い合わせた内容は、質問部分だけ抜粋するとこんな感じです。
「注文者が配達日時を指定していないにも関わらずAmazon側が配達日を指定することがありますが、その理由を教えていただけませんか。」
で、返答がこちら。
Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが、このたびのご注文について、大雨の影響によりお届けに遅れが発生しております。
恐れ入りますが、状況が回復し次第、順次配送いたしますので、お届けまで今しばらくお待ちいただきますようお願いします。
このたびは、商品のお届けに際し、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫びいたします。
このEメールアドレスは配信専用です。ご不明な点は、下記のURLからカスタマーサービスまでお問い合わせください。
…なんだこのテンプレ返答。全く質問の答えになっていない。
まともに問い合わせ内容を読んでいないようです。
モヤモヤが解決しないので電話で直接問い合わせることにしました。
電話で問い合わせた結果
問い合わせた内容と回答は以下の通りです。
電話での問い合わせ後にメールでも返答をいただきましたので、メールから引用している部分もあります。
Q. なぜ勝手に日時指定をするのか
A. 「お急ぎ便」は注文確定日から3日以内に商品を届けるサービスだが、倉庫から配送業者への引き渡しが遅くなってしまうと3日以内に到着しない恐れがあるため。(それを回避するために、3日以内の日付を指定する場合がある。)
※ 「3日以内に届けるサービス」と銘打っていて追加料金も取っている以上、3日以内に届かない事態だけは避けたいという考えがあっての日時指定のようです。
お届けにかかる時間
お急ぎ便の場合は注文確定日から3日以内
Q. 今回、7日も先の日付が指定された理由
A. 当サイトでは現在遅延が生じている配送につき各社の配送体制の復旧を優先するため、一部地域で配送制限・お届け予定日を調整しております。中国・四国・九州地域に関しましては通常より7日多めに設定しております。
※ちなみに、この対応が解除される目処は立っていないとのことなので、2018年プライムデーの商品の配送もこの対応の対象となる可能性があります。
理解はできたが、あらかじめ説明してほしい
Amazonが勝手に配達予定日を指定する理由については理解できたし、サービスを提供する側としてそういう対応を取りたいという気持ちは分かります。
でも、それならそうとあらかじめ説明しておいてほしいですね。
Amazonは「お急ぎ便の注文だから3日以内に届けてやったぜ!」と思っているでしょうが、多くのユーザーは「お急ぎ便で注文したのに配達業者の営業所で止まっていて届かない!勝手に日時指定するな!」と考えてしまうのではないでしょうか。
Amazonが日時指定をする必要があるのか?
配達業者の都合にまかせてしまったのではだめなのでしょうか。
災害対応の+7日という日時指定に関しても、大幅な日時変更などせずとも、Amazonのトップページや商品ページ、注文時に表示されるページに「大雨の影響により、お急ぎ便サービスに配送遅延が発生する可能性がありますご了承ください」のようなアナウンスをするだけで良かったのではないでしょうか。
交通インフラ断や被災地への物資運搬を優先とするなど、止む終えない理由で配送が遅れることに関して文句を言う人はいないでしょう。
災害が発生する以前からこの手の意見はAmazonに多数届いているようで、電話での問い合わせ後に送られてきたメールにはこのように記載されていました。
アマゾン側で勝手に配達予定日を変更せず、配送業者側の問題としてそのままの日程で配送業者に渡してほしい。とのご意見も寄せられる現状ではございますが、当サイトのシステム上、現在対応しておりません。
つまり、Amazonがシステムを変更しない限り、今後も勝手に配達予定日を指定されることは普通に起こり得るということですね。
「お急ぎ便」とはそういうモノと理解した上で利用したほうが良いのでしょう。
営業所で保管された荷物を前倒しで配達してもらう方法
続いては、Amazonの日時指定により配送業者の営業所で保管されてしまって届かない荷物を、配達予定日より前倒しして配達してもらう方法をご紹介します。
ただし、どのように対応されるかは営業所や担当者によって変わる可能性がありますので、あくまで僕の体験談としてご覧ください。
現在の配送状況を確認する
Amazonの注文履歴→注文の詳細や、発送メールに記載されている配送業者と12桁のお問い合わせ伝票番号を確認します。
[注文の詳細]
[発送メール]
ここで1つ小ネタです。配達状況を確認する時に、いちいち配達業者の荷物追跡サービスのページを開いて伝票番号を入力して検索しなくても、簡単に確認する方法があります。
それは、”お問い合わせ伝票番号をGoogleで検索する“という方法です。
12桁のお問い合わせ伝票番号をGoogleの検索欄に入力して検索すると、次の画像のような画面が表示されます。
この中から配送に利用された業者を選択すると、お問い合わせ伝票番号を追跡サービスで検索した結果が表示されます。
日本郵便に配達日の前倒しを依頼する場合
この画像だと10日には配達予定局に到着していますが、お届け指定日が17日のため保管されていることが分かります。
このような状況で配達予定日より早く配達してもらいたい場合は、配達予定局に電話をして配達予定の前倒しを依頼します。
僕がこの注文で日本郵便の配達予定局に電話した際には、「配達予定日を変更するには発送元に変更して良いかどうかの確認が必要だ」と言われたので確認をお願いして一旦電話を切りました。
40分後に配達予定局から電話があり、配達予定日の変更が可能だということで、翌日の18時~20時に変更をお願いして受け取りました。その結果が下の画像です。
「発送元に確認」というよく分からない手順を踏みましたが、結果的に早めに配達してもらうことができました。
ヤマト運輸に配達日の前倒しを依頼する場合
この画像だと7月11日には担当店に到着・保管されており、お届け予定日時は7月18日であることがわかります。
この場合は「保管中」となっている担当店名・担当店コードから担当店の電話番号を検索します。「担当店名 担当店コード」をGoogleで検索すればヤマト運輸の「直営店・取扱店検索」のページがヒットするはずです。
担当店に電話をかけ配達日時の前倒しを依頼して配達してもらいました。
その他の配送業者の場合
日本郵便とヤマト運輸以外の業者が荷物を持ってきてくれたことがないので詳細は分かりませんが、やはり配達を担当する営業所等に電話をして配達日前倒しの依頼をしてみると受け付けてもらえるかもしれません。
ちなみにAmazonのサポートに連絡して配達日を変更してもらうことも可能なようですが、3者間の連絡になりますのでどうしても時間がかかってしまうことと、Amazonサポートの中の人の対応によっては融通が効かないことがあるようなので(*)、直接配送業者に依頼したほうが良さそうです。
*僕はAmazonのサポートに配達日変更の依頼をしたことがありませんが、WEB検索するとこういうことを書いているブログがヒットします
おわりに
個人的には「勝手に日時指定すんな!早く持ってきてくれよ!」という怒りではなく、「なぜ勝手に日時指定をするのか理解できない」という疑問を解消したかったので今回の問い合わせを行いました。
Amazonが勝手に日時指定をする理由については理解できましたし、1日くらいなら配送業者への前倒しも依頼する必要は無いと思っています。
とはいえ、このシステムを改善してほしいというユーザーの声が多いことは事実なので、今後改善されることを期待しています!